今回は、株式投資をするにあたって実際に身につけけなければならない能力についてお話ししたいと思います。
株式投資は「実在するお金儲けの手段の中で最も簡単で且つ最も難しい」と言われています。
この言葉からどのような洞察が得られるでしょうか?
株式投資を始める人の多くは、自分の取引の核となるルールを持たず、インフルエンサーが喧伝しているような銘柄に手を出したがります。断言しても良いですが、このような取引をする人は早々に相場からの洗練を受けます。最悪の場合、相場からの退場を余儀なくされます。
今回の結論ですが、身につけなければいけない知識、能力は2つです。
「自分の確固たる取引ルールを持ち、それを破ることなく実践する能力」
「綿密な準備をし、取引の過程で起きる潜在的な想定外の出来事を極力排除する知識や力」
言っていることは、ほとんど一緒です。しっかりとしたマニュアルを持ち、しっかり実践していきましょうよということです。
多くのトレーダーは相場に対し、希望や恐れを抱きます。
含み損になっているけど、ひょっとしたらまた戻すかもしれない。
含み益が増えてきた、この利益を失いたくないから早めに利確しよう。
希望と恐れは、人間が本質として、元から備わっているものです。しかし、株式投資に関しては、この希望と恐れをいかに自分の心の中から排除できるかが、成功に関わってきます。
それを助けてくれるのが、明確な取引のルールです。
マニュアルがしっかりと確立されていれば、その取引プロセスに自信を持って確実にそれを履行する確率が高まっていきます。だってそのマニュアル通りに取引を行えば、もちろんうまくいかないこともあるけれど、最終的にはプラスになるという裏付けかが担保されているのですから。
着実に利益を生み出すためのルールや法則は確かに存在します。
それはもちろん100%うまくいくということではありません。
しかし期待値で考えた時に、そのルールで取引を続けていけば、期待値は着実にプラスに収斂していくといことが既に分かっているということです。
では具体的にどのような取引ルールを作っていけばよいのか?
大まかに3つあります。
企業のファンダメンタルズ(企業の成績簿のようなもの)は健全で成長性が見込めるか。
その企業のチャートがある特定のパターンを形成しているか。
どのくらいのリスクをとるか、どのくらいの利益を見込んでいるか、その銘柄にどれだけの資金を投じるか。
以上の3つだけです。
難しく考える必要はありません。非常にシンプルです。
以降の記事では株式投資の具体的なルールづくりについて、3つの観点から詳しく掘り下げていきたいと思います。
前回でも述べましたが、私が今とっている手法は「成長が見込めるイケイケの企業を、高い値段で買い、更に高いところで売る」というブレイクアウト手法、モメンタムトレード手法のようなものです。いわゆる成長株投資と呼ばれるものです。
分かりやすく例えると、ゲームでいうところのアタックタイプ、攻撃型タイプですね。
もちろんディフェンスに特化した投資手法も存在しますが、そちらに関しては門外漢です。
リスク許容度や自分の性質に合いそうな投資手法を吟味して、心理的負担がなるべく少ない投資手法を選ぶことをオススメします。
以上の点を踏まえた上で、私が用いている手法について学んでいただけたら幸いです。
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