今回は米国株式投資をする上で、英語はできる必要はあるかということについて話していきたいと思います。
結論から申し上げます。
英語はできるに越したことはありません。ただ、できなくてもどうにかなるとは思います。
自分の英語力に自信のない人は、米国株の勉強と並行して、英語の勉強もすることを強くオススメします。
やはり、米国株というからには銘柄情報は、英語ベースのサイトから仕入れることが一番であることは言うまでもありません。
英語ができなくとも、日本語ベースで情報を得ることは一応可能ですが、その媒体としては、Twitterか個人ブログなどが主になってきます。
先の媒体は、発信者個人の主観や投資スタイルに強く依存するため、私自身意図的に見ることを避けています。投資でやってはいけない行動の1つに「誰から仕入れた投資情報をもとに売買をする」と言うことが、あげられます。
自分でなぜ、その銘柄に投資するのかを説明できなければ、株式投資の世界で生き残っていくことは非常に難しいでしょう。
Twitterには米国株で有名なインフルエンサーが多く存在します。
しかし、彼らの情報を鵜呑みにして、損をしている投資家が一定数存在しているという悲しい現状があります。
例えば、某有名投資銀行出身で、フロリダで生活されているH.T氏という有名インフルエンサーがいます。
彼は、2020年末からコロナ禍で非常に利益を伸ばした、Zoom Video ($ZM) をずっと買い推奨していました。
決算が良ければ、株価が軟調でもその銘柄を持ち続けるべき、と言うのが彼の持論です。
多くの日本人視聴者が、彼の言葉を信じて、Zoomの株を買っていました。
しかし、Zoomは2020年12月に、コロナワクチン承認のニュースを受けて、大きく下落しました。
特に前回の記事でも述べましたが、Zoomのような成長株投資に関しては、株価が逆行した時に、損切りをいかに素早く行うかが非常に重要です。
かく言う私も、当時Zoom株を保有しており、その下落に巻き込まれましたが、損切りの逆指値を置いていたために、比較的小さいダメージで済みました。
しかし、某インフルエンサーを信仰している方たちは、保有していて大丈夫という彼の言葉を信じるばかりか、買い増すべきであるという言葉を信じて、多大な損を被ることとなりました。
2021年7月現在、Zoomは200日移動平均線を下回り続け、いまだに前回高値から大きく下の水準にます。
私は某インフルエンサーの実力が偽ものであると言いたいのではありません。
事実、彼は多くの知見に富み、彼の放送から学べることも多いのが事実です。
しかし、未来の株価の動きなど、どんなに長年経験を積んだ人でも、性格に予想することは難しいです。以前の記事でも述べましたが、周りにいる他人を見渡して、誰が何を考えているかを正確に当てることができないように、多くの人がどのような理由で売買しているかを正確に予測することなど不可能なのです。
事実、投資に関しては損失を誰かのせいにしたところで、失ったお金は返ってきません。
なので、自分の明確なルールに従って、信頼できる情報を自分で事実関係を確認しながら収集できる力を身につけなければなりません。
そこでより情報収集の精度を上げるために、英語ベースで情報収集を行える能力があったほうが良いのです。
では、成長株投資をする上で、信頼できる情報源はあるのか?
あります。
それはインベスタービジネスデイリー(IBD)と呼ばれる投資情報サイトです。
このサイトは、著名な成長株投資家であるウィリアム・オニールという人物が立ち上げたサイトで、非常に保守的で信頼できる投資情報を提供しています。
ご覧の通り情報は全て英語で表記されていますが、成長株投資で必要なファンダメンタルズ情報を点数形式でわかりやすく分類してあったり、特定のチャートパターンを形成しつつある銘柄のピックアップ情報などを提供している素晴らしいサイトです。
更に、「The Big Picture」というコーナーではS&P500やNASDAQ総合指数などの分析記事を毎日更新しており、非常に高い制度の相場動向の予測記事を得ることができるのも特徴の一つです。
オニール氏が考案した、主要指数分析は、2000年初期のインターネットバブルや2008年のリーマンショックなどを正確に予測しており、多くの投資家の資金をこれらの暴落から守った実績があります。
IBDのファンダメンタル分析のページを見てみましょう。
これはある銘柄のファンダメンタルズデータを出しています。
のちの記事で紹介しますが、成長株投資をする上で、企業の通信簿のようなものである会社のファンダメンタルズに置いて、いくつか抑えておかねばならない前提条件があります。例えば、利益が今四半期でどのくらい伸びているかや売上の伸び、企業の資金運転効率などを表すROEの値などを、オニール氏が考案した基準をもとに点数化しています。健全であれば、緑のマーク、少し下回っていれば黄色のマーク、全く満たしていなければ赤色のマークといったように非常に分かりやすく、企業の業績を見極めることができます。
更にIBD50リストという成長株投資をする上で必要なファンダメンタルズの条件を満たす50銘柄を、成績順にリスト化し、投資先候補を容易に絞ることができるようになっています。
決して、この株を買うようにという記事ではなく、成長株投資の基準を満たす銘柄を紹介し、成長株投資家が自分で投資判断を下すことを助けてくれるよう努めている非常に有益なサイトです。
成長株投資で必要な投資ルールを学んだ後、このIBDを使って情報収集を行えば、非常に優秀な銘柄を最適なポイントで買うことができるようになると思います。
お値段は月額3000円と少し割高な気がしますが、その値段に見合うだけの投資情報は得ることができると自信を持ってオススメすることができます。
もちろん全て英語記事なので最初は苦労することも多いかと思います。
しかし、使われている用語も非常に限定的なので、一旦記事の文体に慣れてしまえれば、容易に情報収集が可能になるのでご安心ください。
それでも英語能力に関してあまり自信のない方は、後の記事で、英語の効率的な勉強法に関する記事もシェアしていきたいと思っているので、ぜひそちらをご参考に英語の勉強を始めて見てください。
当ブログ管理人は、高校時代センター試験わずか4割弱という成績から、自力で英検1級取得に至ったという経歴があります。
英語学習に関しては誰よりも苦労してきたという自負があるので、価値ある情報を提供することができると思います。
ぜひ、米国株投資の勉強を進めながら、同時に英語学習も初めて、将来安定した収入を得られるようともにがんばりましょう。
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